安倍元首相の弟である岸信夫さん。
政治家として活躍していますが、安倍晋三さんとなぜ苗字が違うのでしょうか？
岸信夫さんは幼い頃に養子に出されたそうですが、その理由も気になります。
安倍晋三さんと岸信夫さんの苗字が違う理由について調べてみました。
岸信夫と安倍晋三の苗字が違うのは養子で理由が衝撃！？
1959年4月1日、岸信夫さんは、安倍晋太郎・洋子夫婦の三男として誕生しました。
長兄は実業家の安倍寛信さん、次兄は元総理大臣の安倍晋三さんです。
3人兄弟の末っ子として、すくすく育つ予定でしたが、岸信夫さんは生後まもなく養子に出されることに。
母・洋子の実家である岸家の信和・仲子夫婦に子供ができなかったためです。
実は、晋太郎と岸の長女・洋子が結婚する際、「三人目が男なら岸家の養子とする」との約束事が交わされていたという。岸の長男である信和と仲子夫妻に子供ができなかったからに他ならない。
引用：現代ビジネス
岸信和さんは、父・信介さんが総理大臣を務めていた一時期に内閣総理大臣秘書官を務めましたが、幼少期から小児麻痺を抱えていたため、政治活動が困難でした。
そのため、岸信夫さんを養子として迎え入れることで、由緒ある岸家を守ろうとしたと言われています。
結婚する際の約束だったとはいえ、我が子を手放すことにためらいもあったという母・洋子さん。
信夫が生まれてすぐ、晋太郎夫妻と信和夫妻に、岸の弟・佐藤栄作（後の総理）が加わって話し合いがもたれた。野上忠興『気骨 安倍晋三のＤＮＡ』（講談社）によると、席上佐藤が「晋太郎、本当に出していいんだな」と強く念を押す場面があったという。また、岸も「洋子、無理をしなくてもいいんだからね」と言い、洋子がわが子を手放すことをためらったという話もある。
引用：現代ビジネス
岸家のために、岸信夫さんを養子に出すという決断を下したようです。
岸信夫と安倍晋三の兄弟仲は良かったの？
実の兄弟でありながら、いとことなった岸信夫さんと安倍晋三さん。
兄弟仲はよかったのでしょうか？
岸信夫さんは高校を卒業するまで、自身が養子であることを知りませんでした。
安倍家へ頻繁に遊びに来る信夫は、洋子を「おばちゃま」と呼んだ。養子に出された事情を知りながら口に出さない寛信・晋三兄弟のことは「おっきい兄ちゃん」「ちっちゃい兄ちゃん」と呼び、彼らの方は「ノブちゃん」「ノブオ」と声をかけて育った。
引用：現代ビジネス
幼い頃からよく遊んでおり仲が良く、“仲の良い親戚のお兄さん”という認識だったそう。
大学進学にあたって戸籍謄本を取り寄せた際、自分が養子であることを知った岸信夫さん。
「見た瞬間アレッて思いました。そのときのショックは、それは大変なものがあった。それからひと月ほど『何で教えてくれなかったんだ』という思いもあって、頭のなかが一種錯乱状態に陥りました」
引用：野上忠興著『気骨 安倍晋三のDNA』
自分の中で気持ちの整理が付くまでしばらくかかったそうですが、無理もありませんね。
接し方も難しかったそうですが、“いとこ同士”のような関係が継続しているとのこと。
兄弟ではあるんですけど、どちらかというと、今もいとこ同士みたいな接し方になっているかもしれないです。というのも、私自身は岸家の人間だし、兄は安倍家の人間ですからね。
引用：exciteニュース
複雑な事情を抱えている岸信夫さんですが、安倍晋三さんとはゴルフや食事に行くこともあるそう。
総理も忙しい方なので、なかなかゆっくりとは難しいですけど。それでも正月の間や夏休みは、ゴルフに行ったり、お互いの家族と一緒に夕食を楽しんだりしています。
引用：ENTAME next
体調不良の安倍晋三さんを気遣って、岸信夫さんが電話することも。
微妙な関係の時期もあったでしょうが、二人の関係は良好だったようです。
まとめ
岸信夫さんと安倍晋三さんの苗字が違う理由について調べてきました。
- 信夫さんは生後まもなく養子で岸家に
- 大学入学まで養子と知らなかった
- 兄・安倍晋三との関係は良好
兄弟揃って政治家になった二人。
きっと結束力も強かったのでしょう。
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