20人もの男児に性的暴行を加えたとして逮捕された、元ベビーシッターの橋本晃典容疑者。
前代未聞の凶悪犯罪ですが、橋本晃典容疑者はなぜこのような事件を起こしたのでしょうか。
メディアによると、壮絶な生い立ちが関係しているそうです。
橋本晃典容疑者の生い立ちについて調べてみました。
橋本晃典の生い立ちが壮絶!
ベビーシッターという立場を利用し、20人の男児に性的暴行を加えた罪で逮捕された橋本晃典容疑者。
元ベビーシッターで無職の橋本晃典被告(31)はベビーシッターの派遣先や、ボランティアとして参加したキャンプ場などで男の子に対し性的暴行を加えた強制性交や強制わいせつの罪などに問われています。橋本被告は当時、マッチングアプリ「キッズライン」に登録していました。
引用:TBS NEWS DIG
東京地裁は橋本晃典容疑者に対して、懲役20年の実刑判決を言い渡しました。
犯行場所も東京都や神奈川、山梨、静岡、広島の各県など広範囲にわたり、検察側は論告で「過去に類を見ないほどの多数の被害者に、深刻で回復困難な精神的苦痛を与えた」と非難した。
引用:読売新聞
橋本晃典容疑者には常習性もあったことから、極めて悪質な事件として扱われましたが、
弁護側は橋本晃典容疑者の生い立ちが事件を深く関わっているとし、懲役10年が相当としていました。
橋本晃典容疑者がこのような事件を起こした理由と関係あるとされる、生い立ちについて詳しく見ていきましょう。
橋本晃典の母はアル中で父からは暴力も!
橋本晃典容疑者は、壮絶な生い立ちのもとに育っていました。
アルコール依存症の母親から虐待され、父親からも激しい暴力を受けていたそうです。
「おまえなんて産まなければよかった」
アルコール依存症の母親は、まだ幼かった自分にこう言った。
酒を飲むと物を投げて暴れた。「刺し身包丁を投げられた時の、ニタニタ笑う母親の顔が忘れられない」
部屋にとじこもっていたが、幼い自分にまで酒を買う金を求め、いつまでも扉がたたかれた。
引用:朝日新聞
橋本晃典容疑者が8歳のとき、母親は働いていた居酒屋の店長と不倫。
家を出て行きましたが、橋本晃典容疑者が小学6年生のとき心筋梗塞で亡くなりました。
小学校でも中学校でもいじめられた。万引きを強要され、上履きに画びょうを入れられ、トイレの個室で水をかけられた。
それが嫌で不登校になると、父親にあざができるまで顔を殴られた。家にも学校にも居場所がなく、死を考えたこともあった。
引用:朝日新聞
学校ではいじめに遭い、不登校になると父親にも激しく殴られていた橋本晃典容疑者。
さらに追い打ちをかけるようなつらい出来事も。
中3の時、ネットで知り合った男性にホテルで性的被害を受けた。
引用:朝日新聞
事件は決して許されるものではありませんが、橋本晃典容疑者の生い立ちは想像以上に過酷なものだったと言えるでしょう。
橋本晃典は逮捕歴もヤバい!?
橋本晃典容疑者は、2015年から4年にわたって何度も犯行を重ねており、複数回の逮捕歴があります。
検察側は論告で、橋本被告が、4年余りで強制性交の罪で22件、強制わいせつの罪で14件、わいせつ行為を携帯電話で撮影するなどした児童ポルノ禁止法違反の罪で20件、起訴されていることから、「常習性は極めて顕著だ」と指摘。「保育士の立場に乗じ子どもの未熟さにつけこんだ卑劣な犯行で被害者も多く悪質だ」として懲役25年を求刑していました。
引用:TBS NEWS DIG
被害に遭った男児は、トラウマから「自分の家なのにトイレに行くのが怖い」と語っています。
男児は陳述書で、被告に夜中の午前3時に起こされ、連れて行かれたトイレで被害に遭ったと告白。数日間は頭の中が激しく混乱したとし、「深夜に目が覚めると、あれから数年がたった今でも恐怖がよみがえる。僕のように事件に遭った人が多くいると聞いて、本当に苦しい」と訴えた。
引用:読売新聞
多くの男児に深刻な精神的苦痛を与えた橋本晃典容疑者。
自らの罪をきちんと償ってもらいたいです。
まとめ
橋本晃典容疑者の生い立ちについて調べてきました。
- 母親はアルコール依存症で父親からは暴力も
- いじめや性的被害も経験
- 複数回の逮捕歴あり
被害に遭った子供の心が少しでも癒やされることを願います。